【ざっくりストーリー紹介】第1幕 – 第4話:傾いた先は

ユシカ
「『ストーリーの始まりはなんと、大きな鏡が置かれた聖堂の前! そこでは、ルドヴァイア国の偉そうな青年と、赤い衣の女が、何やら不穏なことを話し合ってた……!』」

クロウ
「ルドヴァイア国の偉そうな青年は、新しい創造界を作るなんて危ない野望を語っているんだよな」

ユシカ
「もしクロウが新たな世界を作ったとしたら、どうする?」

クロウ
「赤い衣の女の話によると、リ・グラスが第三の創造界だから……俺が作る世界が第三の創造界ってことでいいのか?」

ユシカ
「そうそう」

クロウ
「『第三の創造界《クロウ・グラタンス》の主食は、グラタン一択とする』」

ユシカ
「バカみたいね」

クロウ
「質問しといてその感想はないだろ」

ユシカ
「『ルドヴァイア国の偉そうな青年は、赤い衣の女に対し「国に潜んでる不届き者」の処理を頼む。しかもその女、なんと“復讐”を抱えてるという……!』」

クロウ
「おい、無視するなよ」

ユシカ
「『まさかこれが、国の裏で動き出す陰謀……!?』」

クロウ
「はぁ……もういいや。それよりもさ、今回のざっくり紹介のユシカ、妙に早口じゃないか? バックミュージックも焦燥感を煽るし……」

ユシカ
「今回は最後に慌ただしい展開があるし、ストーリーが長いから、気持ち1.25倍くらいの会話スピードでいきましょ!」

クロウ
「わかった。それじゃあ俺は、この速度をベースに話すよ」

クロウ
「一方そのころ、俺とユシカは祠の遺跡を探検中。『奥に進むと、宝の地図には思わぬ変化が現れた……!』」

ユシカ
「見てクロウ。今回の探検で読めるシザール文字は、今までと違うのよ。今までは娘が主役の話だったところ、今回はペンダントが主役の話に変わってる……! きっと今回の探検で、何か面白いことが起きるわ!」

クロウ
「俺は面白くない」

ユシカ
「何すねてんのよ」

クロウ
「だってさ、その宝の地図に書かれたシザール文字さ、俺だけ見えないんだぞ。俺の扱いひどくないか?」

ユシカ
「クロウは国語の成績も悪かったってことじゃない?」

クロウ
「そっそん、なわ、けっ、なぃだろ!」

クロウ
「って、ちょっと待てユシカ! 今の赤いシザール文字は何だ!? って、うわーっ!!!」

ユシカ
「急に転んじゃって、鈍臭いわね。
ときどき、天井から冷たい水が落ちてきてるから……って、大変!!! 呑気なアタシたちの前に、魔獣・粘液獣が現れた!」

クロウ
「大丈夫、俺に任せろ! 剣を取ったら、守護団セフィルのシークス副団長の授業を思い出しながら戦えば……って、俺がクラスの連中に虐められているシーンまで思い出すなよ!」

ユシカ
「クロウ、何ひとりで騒いでるの? 戦闘は終わったわ。はい、戦闘後のハイタッチ」

クロウ
「お、おおう。……ん? 俺の手に妙な感触が……って、粘液獣の汚れを付けるなよ! この液体、臭くないのが逆に嫌だ!」

ユシカ
「待ってクロウ! 今それどころじゃないわ! 両手で数え切れないほどの粘液獣の群れが……ね?」

クロウ
「にげるぞおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!」

ユシカ
「クロウ! 逃げるなら、こっちよ!」

クロウ
「うわあぁっ……知らない道に逃げ込んでも、粘液獣の群れが、俺たちを追いかけてくる!」

ユシカ
「そのとき! 青い光と「助けて」って声に導かれたアタシは、クロウを引っ張りながら危ない道を進んで走る! その途中で床下の穴に足を突っ込むと、なんと……」

クロウ
「一緒に地下の闇に落下してしまう! 俺たちの旅は、ここで終わりってことなのかよ!?」

ユシカ
「……いや、そうとも言えないわ。アタシたちがいなくなったあと、床下の穴の前に赤い衣の女が現れるの。これは不穏の影であり、アタシたちには、まだ物語が残されてる証拠だわ」

クロウ
「赤い衣の女って、冒頭で、ルドヴァイア国の偉そうな青年と話してたあの人か」

ユシカ
「そう。赤い衣の女は、粘液獣の群れを封じたあと、床下の穴へと飛び込み、誓言を唱え……」

クロウ
「巨大な鏡に飲み込まれていく……って、何でそこに鏡があるんだ?」

ユシカ
「さあ?」

クロウ
「創造界にとっての鏡って何なんだ……」

ユシカ
「つまり今回の話は、国の野望、シザール文字の謎、そして赤い衣の女が交差するターニングポイントってこと!」

クロウ
「シークス副団長が登場する俺の回想シーンは?」

ユシカ
「ターニングポイントならぬワーニングポイントじゃないかしら」

クロウ
「何だよそれ」

ユシカ
「次回、希望と呼べる者に出会える瞬間かもしれない」

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